M&A資金がインドに移動…中国を乗り越えるか?

M&A資金がインドに移動…中国を乗り越えるか?

合併・買収(M&A)のための資金がインドに集中している。これまでは中国がM&A最大市場だったが、米国との貿易戦争で中国経済に暗雲が垂れこめ、多くの投資家がインドに足を向けている。

英紙フィナンシャルタイムズは3日、今年に入って9月まで、インドに流入した外国投資家のM&A資金は406億ドルで、同期間に中国に流入した416億ドルに匹敵する水準になったと報じた。記事によると、インドのM&A資金の流入規模は前年同期比64%も急増した。

インドが中国と肩を並べるようになったのは2008年以来初めて。1990年代、中国とインドは外国人に投資市場を開放したが、中国は外国人のラブコールの中で高い成長率を記録した一方、インドへの投資は低調だった。2012〜2016年に中国に流入したM&A資金規模は、インドの流入規模を大きく上回り、3倍に達する時もあった。しかし、最近雰囲気が大きく変わった。

インドに投資が続く理由は、多国籍企業がインド国内市場の先行きを大幅に変えたことによるもので、インドの中産階級が成長し所得と支出が増加し始めたと判断している。
また、米中貿易戦争で投資のバランスを取とうとする動きもある。コンサルティング会社クロールの企業情報・調査部門の責任者レシュミ・クラブ氏は「米中貿易戦争が中国の経済見通しに暗雲が漂い、一部の投資家が代替投資地としてインドに関心を示している」と指摘した。

まだインド経済は中国に比べて規模が小さい。国際通貨基金(IMF)によると、昨年のインドの国内総生産(GDP)は2兆6000億ドルで、中国の5分の1の水準に過ぎない。しかし、中国の成長率見通しが低くなっているのに対し、インドは今年1四半期7.7%もプラス成長した。今後の成長見通しも非常に‟良好”と予想され、中国を追いつく可能性が段々高まっていると、専門家らは分析している。

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