政府が随意契約で民間企業に放出した備蓄米の販売が通販サイトで始まった。価格は5kgで約2000円程度となっている。
備蓄米は5月29日からアイリスオーヤマや楽天グループなどの通販サイトを通じて販売開始され、初日の受け付けは早々に終了した。
小泉進次郎農林水産大臣は「生産者にとっては人件費高騰などを考えると適正ではないが、古い備蓄米の卸価格としては適正」と述べている。
新潟県の米農家は、今回の価格が消費者の米離れ抑制につながることに期待感を示す一方で、2025年産の米の価格への影響に懸念を示している。農業資材の価格高騰に伴い、生産コストが増えているため、備蓄米の低価格販売が今年の米の価格に反映されれば経営が困難になるとの声もあがっている。
農家の間では、現在のコストを踏まえると店頭価格は5kgで3000円台後半が適正だという認識が強まっており、政府の放出米による消費者の購買行動の変化を注視している状況だ。













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