2025年6月29日、東京で安倍晋三元総理の没後3年となる7月8日を前に、『安倍晋三元総理の志を継承する集い』が開催された。石破茂総理や岸田文雄前総理、安倍昭恵夫人らも出席し、安倍氏の遺志を改めて確認する場となった。会場には国会議員や関係者約1000人が集まり、満席となった。

日本会議国会議員懇談会会長として登壇した私は挨拶で、「安倍元総理の政権には批判や課題も残ったが、在任中に残した成果は客観的事実として大きい。税収は2012年度の約42兆円から2019年度には約63兆円まで大幅に増加。有効求人倍率も全国平均で1倍を超え、多くの都道府県で雇用情勢が改善した」と述べた。
また、安倍元総理の外交政策について「中国とは経済面で協調しつつ、安全保障面では毅然とした姿勢を示した。2016年に提唱した『自由で開かれたインド太平洋構想(FOIP)』は、米欧豪印など主要国も共有する国際的なスタンダードとなった。2021年には『台湾有事は日本有事』との発言で、共通の価値観を持つ国々との緊密な連携の必要性を強調した」と評価した。
さらに高校時代からの同窓として安倍氏を回顧し、「安倍氏の『人たらし』と呼ばれる独特な感性は、トランプ米大統領との個人的な信頼関係を築き、日本の国益保護に大きく貢献した」と述べた。
最後に「安倍元総理が国家を守るために示した志と政策を、私たちが引き継いでいく責任がある。10年後も日本が世界から信頼される国家であるために努力を続けていく」と決意を語った。













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