「悪い酒癖は生涯続く」=研究結果

「悪い酒癖は生涯続く」=研究結果
一度身についた悪い飲酒習慣は治すことが結構難しいという研究結果が出た。
英紙ガーディアンなどは最近、10〜20代初半に形成された飲酒習慣は大抵の場合、生涯に渡って続くという最新の研究結果を紹介した。ニュージーランド・オークランド大学とマッセー大学の共同研究チームは50代以上の男女800人を対象に幼年期、家庭生活、健康、人間関係、飲酒習慣など人生全般に対するデータを総合的に分析。
その結果、暴飲など悪い飲酒習慣は大抵の場合20代に形成され始め、60〜70代まで続き、健康悪化や死亡の危険性を高める要因になることが判明した。殆どの調査対象者は酒を飲み始めた頃の習慣を一生維持した。
研究を率いたアンディー・タワーズ博士は「飲酒習慣の大半は生涯続くものだ」とし「若い頃の危険な酒癖は年をとるにつれてどんどん薄れていくだろうと考えがちだが、それは間違いだ」と警告した。
同氏は「20代に悪い酒癖を持っている人は60代になっても変わらない可能性が極めて高い」とし「習慣を変えることが難しいのであれば、若い頃に初めて酒を飲む時点から悪い酒癖を警戒すべきだ」とアドバイスした。
翻訳:尹 怡景