グーグル、自律走行車の商用サービス2ヶ月以内に開始予定

写真:WIKIMEDIA COMMONS (作者 Steve Jurvetson)
グーグル、自律走行車の商用サービス2ヶ月以内に開始予定
米グーグルの自律走行車開発社ウェイモが自社開発の自律走行車を利用した運行サービスの計画を発表した。発表によると、2ヶ月以内に特定地域で商用のタクシー配車サービスを開始する。
ウェイモのジョーン・クラフチック最高経営責任者(CEO)はカリフォルニア州で開催された情報技術(IT)会議「WSJテックDライブ」に参加し「2ヶ月以内にアリゾナ州のフェニックスで小規模で有料運行サービスを始め、顧客の輸送などを行う計画」とし「また、企業を対象に輸送サービスを拡大していく計画だ」と述べた。
何百万キロメートルの試験走行を通じて自律走行車の技術を開発してきたウェイモは、昨年から米アリゾナ州のフェニックス地域で自律走行が可能なバンを用いた試験走行プログラム「アーリー・ライダー(Early Rider)」を実施していた。同経験をもとに、ウェイモはフェニックス地域で限定された人を対象に有料サービスを始めた後、サービスの対象顧客を拡大していく方針だ。
また、貨物運送の実施も視野に入れている。クラフチック氏は「自律走行車の試験運行期間中、たくさんの企業が有料運行サービスに関心を示した」とし、「アトランタでは既に貨物を輸送する試験運行を始めるなど、大きく進展している。数年内にウェイモが世界中で物資輸送をすることを目撃するようになるだろう」と語った。