韓国裁判所、三菱重工業の資産差し押さえを決定

韓国裁判所、三菱重工業の資産差し押さえを決定
韓国裁判所は25日、元朝鮮女子勤労挺身(ていしん)隊員らが申請した三菱重工業の韓国内資産の差し押さえを認める決定を下した。
韓国の大田(テジョン)地裁は同日、三菱重工業の商標権2件と特許権6件に対する差し押さえ申請を認めた。これで同資産の売買や移動などが出来なくなる。
韓国最高裁は昨年11月、元朝鮮女子勤労挺身(ていしん)隊員のヤン氏と遺族ら5人が三菱重工業を相手に提起した損害賠償訴訟で原告の主張を認め、三菱重工業に賠償を命令した。原告側によると、同判決をもとに三菱重工業に謝罪と賠償を要求したが拒まれ、今月7日に同社の資産
に対する差し押さえを申請したという。
日本政府は元徴用工の賠償問題と関連して「1965年の日韓請求権協定で解決済み」との立場を貫いているため、同判決で日韓関係がさらに悪化するとみられる。
【韓国裁判所の徴用工判決ニュース】