韓国裁判所、不二越の控訴棄却…1億ウォン賠償命令確定

韓国裁判所、不二越の控訴棄却…1億ウォン賠償命令確定
韓国裁判所は30日、日本植民地時代に朝鮮女子勤労挺身隊として動員され強制的に労働させられたと主張する5人が不二越を相手に提起した損害賠償訴訟の控訴審で、不二越の控訴を棄却し、「被害者に1億ウォン(約970万円)を賠償することを命じる」と判決した。
原告の金氏らの5人は2015年、不二越の反人道的不法行為によって精神的、肉体的、経済的の被害を受けたとし、不二越を相手に一人当たり1億ウォンの損害賠償訴訟を提起した。2016年の1審では、「当時12〜15歳の少女らは過酷な環境で危険な作業に従事した。重度の精神的苦痛を受けたのが明らかで、韓国の民法に基づいて不法行為責任がある」とし、不二越に賠償を命じた。
不二越への賠償命令はこれで3回目。これまでの賠償額は今回の判決を含め、32億ウォンとなる。
【韓国裁判所の徴用工判決ニュース】