難民審査強化に申請者急減
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難民審査強化に申請者47%急減
日本政府が昨年初めから難民認定審査を強化した影響で、申請者数が急減したことが分かった。
法務省が27日に公開した資料によると、昨年一年間難民としての受け入れを申請した外国人は1万493人。1万9629人だった前年と比べて47%も減少した数値だ。
日本で難民申請者数が前年比で減少したのは8年ぶり。法務省は、昨年1月から就職目的の偽装申請を防ぐため、申請者の就職を規制し始めたことが影響を及ぼしたと説明している。
昨年、難民認定申請を行った外国人の国籍は74カ国で、ネパール(1713人)、スリランカ(1551人)、カンボジア(961人)、フィリピン(860人)、パキスタン(720人)の上位5カ国が全体申請者の55%を占めた。
難民としての受け入れは認められなかったが、人道的な理由で日本滞在を許可した外国人は40人と調査された。