致死率100%の「アフリカ豚コレラ」が韓国に初発生

致死率100%の「アフリカ豚コレラ」が韓国に初発生
致死率100%に達する「アフリカ豚コレラ」(ASF)が韓国で発生した。韓国政府の発表によると、17日に京畿道坡州市の養豚場でASFが確認された。ASF発生は韓国で初めて。
キム・ヒョンス農食品部長官は会見を開き、「前日午後6時に同養豚場で母豚5頭が斃死(へいし)したとの申告があった。農林畜産検疫本部の精密検査の結果、ASFの陽性が確定された」と説明した。
ASFは、一度感染すると、ウイルスや治療薬がなく、致死率が100%に達する。家畜伝染病で人に感染されない。感染した豚、野生イノシシなどを介して発生・伝染と知られている。潜伏期間は3日から最長21日。
農食品部はすぐに防疫チームを投入し、同養豚場の緊急防疫措置を実施した。また、3950頭の殺処分措置もこの日のうちに完了する計画だ。
感染経路についても調査中だが、この養豚場の位置が北朝鮮の国境線からわずか10kmしか離れていないことを考えると、北朝鮮からの流入の可能性が高い。北朝鮮は5月30日にASFが発生した。
一方、ASFは昨年から中国とベトナム、ミャンマーなどアジア周辺国に広がっている。
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