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規制の枠内に収まるコインベースとサークル、規制環境改善の証か

規制の枠内に収まるコインベースとサークル、規制環境改善の証か
-米国SEC、規制の不確実性を解消…企業は事業体制整備本格化
米国の仮想通貨取引所コインベースとゴールドマン・サックスが出資した仮想通貨のスタートアップ企業サークルが、政府が定めた規制の枠組の中で事業を本格化しようという動きを見せている。
これに際し、ファンド・ストラット最高経営者(CEO)のトム・リー氏は両社の最近の動きについて「規制問題が順調に解消されている証」とし、「これはビットコインに好材料だ」と評した。
7日(現地時間)、米国経済チャンネルCNBCによれば、同氏は「コインベースとサークルの動きは規制環境が改善されつつあるという証拠だ」とし、「そうでなければ両社が敢えて自ら規制を受けようとはしなかったはず」と話した。
また「規制リスクに対する認識が良くなっていないなら、両社がこの様な動きに出るはずがない」とし、「両社の動きは規制環境が変わりつつあるという事実を暗黙の内に認めたと考えられる」と付け加えた。
リー氏を始めとした業界関係者らは規制の不確実性が仮想通貨の需要を抑え、機関投資家の市場参加に障害となっていると主張してきた。
前日、コインベースは米国証券取引委員会(SEC)の規制を受ける証券仲介社になるため、証券会社のキーストーン・キャピタルを買収することを明らかにした。キーストーン・キャピタルは米国金融産業規制協会(FINRA)に正式登録された企業だ。
コインベース関係者は「承認が下りればコインベースはSECの監督下でブロックチェーン基盤の証券を提供する資格を持つことになる」と、「証券仲介社ライセンスの取得により、より一層飛躍する事が出来る」との考えを明らかにした。
ゴールドマン・サックスが出資した仮想通貨スタートアップ企業サークルは連邦銀行業のライセンスを取得し、証券取引所として登録する案について米SECと協議中だ。
計画通りに成された場合、サークルは米国で証券として取り扱われるトークンを取引出来るだけでなく、全50州の規制当局に仮想通貨の企業として登録しなければならない煩雑さからも解放される。
この日のビットコインの価格は7600ドルラインを維持した。コインデスクによれば午後7時59分時点のビットコインは24時間前より0.8%上げた7683.51ドルで取引されている。
翻訳︰水野卓