文在寅（ムン・ジェイン）韓国大統領の母、カン・ハンオクさんが２９日、釜山市内の病院で死去した。９２歳だった。カンさんの最期をみとった文大統領は30日、「でも幸せだった」との言葉をカンさんが残したと伝えた。
文大統領は同日、フェイスブックに「幸いに安らかな顔で最期を迎える姿を私と家族が見守ることができた」と母の死去を報告した。また「一生帰ることのできなかった故郷を懐かしがり、この地のすべての母のように苦労もしたが『でも幸せだった』という言葉を残した」と伝えた。
カンさんの故郷は北朝鮮の咸鏡南道・興南。朝鮮戦争で起きた1950年12月に韓国に避難し、南部の巨済市で文大統領を産んだ。
葬儀は家族や親戚のみで執り行われる。出棺は明日。
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