韓国出生率 0.92、再び過去最低…OECDで唯一の0人台

韓国の昨年の出生数が最低水準の30万人台序盤に下がった事で、合計出生率も0.92人まで下落した。この数値は1970年の出生統計開始以降の最低値となる。またOECDの37ヶ国中で最も低い数値だ。
今年に入り韓国では、死亡者数が出生数を上回る人口自然減少が8ヶ月連続で続き、人口絶壁問題が深刻となるレベルを超えている。
韓国統計庁が26日に発生した「2019年出生統計」によると、出生数は30万2700人と、前年から2万4100人(-7.4%)減少した。合計出生率は0.92で、1970年の出生統計開始以降の最低値を記録した。
人口1000人あたりの出生数を表す粗出生率は5.9人で、前年から0.5人の減少。
女性の平均出産年齢は33才と、前年から0.2才上昇している。
韓国の出生率はOECD加盟国の中で最も低い水準となった。2018年基準のOECD加盟国37ヶ国の平均合計出生率は1.63人で、韓国より0.65人多い。
またOECD加盟国中、0人台の出生率を記録した国は韓国のみ。なお日本の出生率は1.42人で、韓国より0.44人多い。
今年に入り、韓国の人口の実情は更に悪化している。韓国の人口は8ヶ月連続で自然減少中だ。この日、統計庁が発表した「6月の人口動向」によると、今年6月の韓国の出生数は2万2193人。前年同月比で7.5%減少した。
6月基準としては、1981年に統計を取り始めて以降の最小値となる。韓国の出生数は2015年12月以降、55ヶ月連続で1年前より減少している。
翻訳:水野卓
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