Advertisement

半導体メモリー大手キオクシア、日本最大のIPOを実現

半導体メモリー大手のキオクシアホールディングスは12月9日、新規株式公開(IPO)に伴う新株発行および売り出し価格を1株当たり1455円に決定した。この結果、キオクシアの時価総額は約7840億円に達する見通しで、今年10月に上場した東京地下鉄(東京メトロ)を上回り、2024年日本最大のIPOとなる見込みだ。

キオクシアが同日に関東財務局に提出した届出書で明らかになったもので、公開価格は仮条件の平均価格に相当する。同社によれば、投資家から公開株式数以上の需要が見込まれたことや、市場環境を考慮して価格が決定されたという。キオクシアの東証プライム市場上場は12月18日に予定されている。

今回のIPOでは、筆頭株主である米ベインキャピタルと東芝が保有株の一部を売却する。追加売却分を除いたベインの持ち分は現在の56.23%から51.64%(訂正)に低下し、東芝の持ち分は40.64%から32.01%(訂正)に減少する。

キオクシアは先日、仮条件を1株当たり1390~1520円と発表。11月の東証承認時に想定していた1390円を下限とし、上方に幅を持たせた形で設定していた。今回のIPOにより、キオクシアは国内外の市場からの注目を集めている。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です