イスラエルのネタニヤフ首相は18日、テレビ演説でパレスチナ自治区ガザでの軍事作戦を全面的に再開したと発表した。約2カ月間の停戦を経て再開された大規模攻撃について「単なる始まりに過ぎない」と述べた。
ネタニヤフ氏は、イスラム組織ハマスとの停戦交渉について「今後は戦火の下でのみ行われる」とし、攻撃を続けながら人質の解放を迫る方針を示した。イスラエル軍は19日未明にかけてもガザへの攻撃を継続した。
イスラエル政府によると、現在も59人の人質がハマスに拘束されており、そのうち24人は生存している可能性があるという。攻撃の激化により人質解放が難しくなるとの指摘もあるが、ネタニヤフ氏は「軍事的圧力が必要だ」と強調。「ハマスに打撃を与えることと人質解放は矛盾しない」との立場を示した。
イスラエル軍は18日未明、ガザ各地で空爆を実施。ガザ保健当局は同日、死者が404人、負傷者が560人以上に上ると発表した。イスラエル軍は19日、ガザ北部でハマスの軍事施設を攻撃したと発表し、「イスラエル領内への攻撃を試みていた」と主張。現地メディア「タイムズ・オブ・イスラエル」によると、19日未明にはガザ南部や北部でも攻撃があった。ガザ保健省は国連施設が攻撃を受け、外国人1人が死亡、5人が負傷したと明らかにしたが、イスラエル軍は国連施設への攻撃を否定している。
一方、ハマス幹部はAFP通信に対し「ハマスは交渉の扉を閉じていない」と述べ、イスラエルに停戦の継続を求めた。ハマスは停戦状態を維持しながら、イスラエル軍のガザからの撤退と恒久停戦の条件を巡る「第2段階」への移行を目指す姿勢を改めて示した。

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