アップル、予想下回るiPhone販売台数で株価急落
アップル、予想下回るiPhone販売台数で株価急落
米アップルが前年同期より32%も増加した純利益を記録したが、市場予想値を下回ったiPhoneの販売台数が市場予想値を下回り、株価が急落した。
アップルは1日、第3四半期の実績を発表した。発表によると、純利益は前年同期比32%増の141億ドルで、売上も20%増加した629億ドルを記録した。
しかし、市場が注目したのは主力商品であるiPhoneの販売台数だった。第3四半期のiPhoneの販売台数は4690万台で、市場が予想した4750万台を下回った。iPadは前年同期より6%減の960万台にとどまり、MacBookは530万台で昨年の水準だった。
アップルの株は同日の米株式市場の時間外取引で7.4%も下落した。実績は期待以上の好成績だったが、市場は販売実績を重視し、より敏感に反応したようだ。アマゾンとグーグルが第3四半期の実績を発表した時も市場は同じく反応し、株価が急落した。
同日の市場の動きを受け、ティム・クック最高経営責任者(CEO)は「2019年度からは販売台数の発表を中止する」と発表した。クックCEOは販売台数と関連し、「マートで計算する時、店員がショッピングバッグに入れた商品の数を聞くようなもの」とし「ショッピングバッグに入れた商品全体の価額を見れば、中にある商品の数は重要ではない」と述べた。