ビットコイン、6000ドルを割る…急落の原因は?

ビットコイン6000ドルを割る急落の原因は?

最近は比較的安定した値動きだったビットコインの価格が14日急落し、ここ一年での最安値水準まで後退した。

14日ブルームバーグなどの各メディアによると、世界最大規模の仮想通貨ビットコインは同日、一時11%下げた5549ドルまで下落、昨年10月以降の安値を記録した。ビットコインは今年、変動性を見せていたものの、秋に入ってからは6400ドル付近での比較的落ち着いた価格で取引されていた。

この日は他の主要仮想通貨も急激に下落している。時価総額2位のイーサリアムと3位のリップルは、17%を超える最大下落幅を記録した。ビットコインから分裂して誕生した仮想通貨であるビットコインキャッシュは21%急落した。

一部トレーダーらは、投資家らが15日に予定されていた、ビットコインキャッシュの分裂(ドフォを経て誕生する新規仮想通貨を購入するため、ビットコインを売却した事が、同日の仮想通貨市場の急落を引き起こした可能性があるとみている。

米仮想通貨投資会社BKCMの創設者であり最高経営者のブライアン・ケリー氏は、米経済チャンネルCNBCに対し、「この日の仮想通貨急落は、ビットコインキャッシュの分裂を巡る不確実性により引き起こされたようだ」と話している。

CNBCは仮想通貨情報サイトのコインマーケットキャップ(Coinmarketcap.com)を引用して、仮想通貨全体の時価総額は過去24時間の間に150億ドル(約1兆7000億円)減少し、850億ドル(9兆6500億円)まで縮小したと報じている。これは年初に比べて70%以上減少した金額だ。

一方、クリスティーヌ・ラガルドIMF総裁がこの日、中央銀行はデジタル通貨発行について研究しなければならないと話した事を、ブルームバーグが報じている。ラガルド総裁は、「世界の各中央銀行がこのアイディアを深刻に考慮している」と、「デジタル通貨は普遍的な物ではないものの、私達はそれを深刻かつ慎重に、そして創造的に研究しなければならない」と話した。

翻訳:水野卓

 

 

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