PM2.5が変えた韓国社会…野外での活動が減少

PM2.5が変えた韓国社会…野外での活動が減少

PM2.5が一年中韓国の空気を支配している。市民らは今月13日から15日まで3日連続で最悪の大気汚染を経験し、PM2.5を「自然災害」に準ずる社会問題として捉え始めた。またPM2.5への対策を求める市民らの声が高まっており、国会でもPM2.5を自然災害に含めるための関連法改定案を検討中だ。ファイナンシャルニュースはPM2.5が変えた市民生活と問題点を推察し、「より良い空気」が吸える権利のため、様々なアイディアを模索してみる。

「PM2.5のせいで結婚式が台無しになるかもしれない」
ウェデイングプランナーのユさん(仮名)は、結婚式の相談を受ける際に野外での結婚式を勧めていない。野外での結婚式には天候が大きな心配となるが、最近ではPM2.5が最も大きな心配のタネとして上げられているためだ。

ユさんは、「結婚前のカップルが野外での結婚式を望む場合、室内ホールも兼ね備えた式場を勧めている」と、「昨年江村で野外での結婚式を行ったあるカップルは、PM2.5により大きな被害を被った」と打ち明けた。

■外出自粛、露天商の売上に打撃
朝鮮半島を覆ったPM2.5の濃度が高まるに連れ、社会風土にも次第に変化が現れ始めた。市民らの野外活動が減少している中、野外の露天商の売上が急減している。

16日、気象庁によると、PM2.5がピークに達した前日のソウルのPM2.5濃度は262㎍/㎥まで上がっていた。これは「かなり悪い」の基準となる75㎍/㎥を優に超える水準だ。このため、「PM2.5非常低減措置」も3日連続で発令された。これは施行されて以降、4回目となる。

毎日子供たちと運動をしなければならない幼稚園では、心配がより大きい。

ソウル市江西区麻谷洞で幼稚園教諭として働くイさん(31才仮名)は、「義務としてしなければならない運動は、教室や講堂で行っている」と、「当初は子供たちの不満も多く見られたが、今ではPM2.5の危険性を知り、理解している様だ」と話した。この幼稚園は少し前に京畿道富川生態公園に行った際も、PM2.5を理由に子供たちにマスクを配布するなど、野外活動への制限を受けている。

野外で海苔巻やスンデなどの飲食物を販売する露天商らは、大きな打撃を受けている。15日午前11時頃、ソウルにある永登浦駅付近の露天商は、これまでと違い閑散としていた。ある店主は、「PM2.5の濃度が良くなかった最近は、売上が半減した」と、「一部の店では商売を早仕舞している」と話した。同じ頃、永登浦駅付近のある耳鼻咽喉科では(診察を待つ患者の)待機時間が90分に達し、相反する様子を見せていた。

■関連産業は悲喜こもごも
PM2.5を遮断する「マスク」は必需品となっている。15日午前、ソウル市江西区のあるマンション新築工事現場では、全ての作業員がマスクを着用していた。作業員らは、作業リーダー自らがマスクを提供してくれたと明かした。

オンラインショッピング・モールのジーマーケット(Gmarket)によると、14日の一日で売れた黄砂・インフルエンザ用マスクの販売量は、先週比で1341%増加した。

カップルらのデートパターンも変わりつつある。これまで外出をよくしていたピョンさん(32才仮名)は、最近恋人とのデートを室内でする事にした。ピョンさんは、「週末には野外より大型モールや漫画カフェなどに行く」と、「最近ではPM2.5のせいで、室内デートの場所が混み合っている」と話した。

結婚を目前にしたパクさん(32才仮名)は、新居にPM2.5の清浄効果があるとされる植物を購入して置いた。またPM2.5により、ソウル市庁広場のスケート場は運営中止となっている。

PM2.5により関連産業も悲喜こもごもだ。野外活動が急減し、数百件の加盟店を持つある弁当チェーンは、売上が大幅に下落し、苦戦している。一方、空気清浄機の販売は引き続き好調で、2016年には100万台レベルだった販売量が、昨年は250万台を突破している。

翻訳:水野卓

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