数十匹の犬が餓死…ペットショップ店主の執行猶予にネット炎上

写真(動物自由連帯が提供)
数十匹の犬が餓死…ペットショップ店主の執行猶予にネット炎上
犬を放置して死なせたペットショップの店主が控訴審でも執行猶予付きの判決を言い渡された。
韓国・大田(テジョン)地裁は14日、動物保護法違反などの疑いで起訴されたA(28)氏に対する控訴審でA氏の控訴を棄却し、懲役8か月に執行猶予2年を言い渡した原審の判決を維持した。
A氏は2017年7月、経営していたペットショップの犬160匹を放置し、そのうち79匹を餓死させたとして起訴された。
発見当時、相当数の犬の死骸は頭蓋骨や肋骨が完全に見えるほど腐敗が進んでいた。生き残った犬も長期間にわたる飢えなどで麻疹などの伝染病にかかっていたことが分かった。
A氏は警察の証拠収集過程に問題を提起したが、裁判所はこれを受け入れなかった。
裁判所は「動物を物として扱いする時代は過ぎた。被告人は約70匹を餓死させるなど、猟奇的な犯行で国民の怒りを買った」とし「被告は警察の令状主義違反やペットショップ職員らの供述が嘘だと主張して控訴したが、これは刑を下す際に原判決で充分考慮に入れたこと」と棄却の理由を説明した。
しかしネット上では2審判決について「軽い」とし反発の声が殺到している。
ネットでは「猟奇的な犯行だと言いながら、たったの執行猶予かよ」「人にすれば殺人犯と一緒なのに刑が軽過ぎ」「動物関連の法律がさらに強化されるべき」などの反応が寄せられている。
翻訳:尹怡景