没落した英雄…ゴーン会長が4度目の逮捕

没落した英雄…ゴーン会長が4度目の逮捕

-11日の記者会見を前にした逮捕に注目集まる

日本の検察は、保釈金を支払い先月6日に釈放されたカルロス・ゴーン前日産自動車会長を4日、特別背任容疑で再び逮捕した。これが4度目の逮捕で、保釈金を支払って釈放された人物を再び逮捕する事はかなり異例の事。ゴーン前会長が11日に記者会見を予定していた事もあり、口封じではないかとの見方もある。

ゴーン前会長が逮捕されたのは、この日の午前6時前。東京地検特捜部は、都内にあるゴーン前会長の自宅を訪問、任意同行を求めた上での取り調べを経て、直ちに逮捕した。

中東オマーンの販売ディーラーに支払われた日産の資金の一部を、私的に流用した可能性が4度目の逮捕の理由。日本の検察は、昨年までの7年間にオマーンの代理店に支出された38億円相当の資金の一部が、ゴーン前会長が使用していたクルーザー購入資金に充当され、また、子供が経営する米国の投資関連企業の資金として流れたと見ている。

ゴーン前会長は代理人を通じた声明で、検察の再逮捕について「常軌を逸しており、恣意的だ」と抗議した。また、「再逮捕は日産の一部の個人が検察をミスリードし、私を沈黙させようとする新たな試み」だと、「私は潔白だ」と無罪を主張している。

ゴーン前会長は今月3日、ツイッターを通じ「どんな事が起きているのか、真実を話す準備をしている」と、11日に記者会見を開く事を公言していた。記者会見に注目が集まる状況で、検察による電撃再逮捕が行われた事になる。

ゴーン前会長は、「誤った108日間の拘束以降、私の最大の希望は公正な裁判であり、来週の記者会見で私の主張を表明する予定だった」と、「再逮捕により、検察はその機会を閉ざした」と主張した。

ゴーン前会長は、日産を蘇らせた英雄から容疑者の身分に転落、拘束・釈放・拘束を繰り返し、法の審判を受ける事になった。ルノー・日産・三菱自動車の3社連合を率いて来たゴーン前会長に検察の捜査の手が及んだのは、2011〜2015年の有価証券報告書に5年間の所得50億円を縮小申告したとの容疑がかけられた時から。以後、特別背任など個人への不正容疑が明らかになり、東京拘置所に拘禁され、先月6日に10億円の保釈金を支払い、逮捕後108日振りに釈放されたものの、今回再び拘束された。

翻訳︰水野卓

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