対話再開求める北朝鮮の小さな挑発…米は意味縮小

写真は朝鮮中央通信

対話再開求める北朝鮮の小さな挑発…米は意味縮小

対北制裁の中で焦った様子を見せていた北朝鮮の金正恩国務委員長がミサイル挑発を通じて、米国に対話再開を要求した。しかし、米国は強硬策ではなく、比較的に穏健な反応を見せ、状況の悪化を避けようとする様子だ。

米ホワイトハウスは4日、北朝鮮が短距離弾道ミサイルと推定される発射体を打ち上げた後、「北朝鮮の行動を認知しており、必要に応じて、状況を注視する」と明らかにした。ポンペオ国務長官は5日、北朝鮮が発射したミサイルについて「中長距離ミサイルや大陸間弾道ミサイル(ICBM)ではない」と述べた。また「我々は良い解決策のために北朝鮮と交渉する意思を持っている」とも述べた。これは「金正恩氏は私との約束を破りたくないはず。合意は実現するだろう」というトランプ大統領の発言と一致するコメントだ。

米大統領と外交首長は、北朝鮮の挑発にもかかわらず、対話の意志を改めて明らかにしたわけだ。特にポンペオ長官が発射体の性格について、米国を打撃する能力を持つICBMではないとその意味を縮小したことも、今回のことで北朝鮮との関係が破局になりかねないことを認識しているからと思われる。

韓国メディアは「北朝鮮を刺激する必要がないと判断した米国が、北朝鮮の挑発を対話再開を要求するための“小さな挑発”とみて、状況を管理しようとしている」と分析している。

実際に米国は、北朝鮮に比べて有利な高地に立っている。時間が経つにつれ、不利になるのは、経済制裁に苦しむ北朝鮮だ。金委員長と崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官が「年内の3度目の米朝首脳会談開催」を強調しことも、北朝鮮がイライラとしていたことを表す証拠だ。

結局、トランプ政権の立場からは北朝鮮と対決局面に行く理由は全くないわけだ。北朝鮮も対話断絶で制裁強化が続けば枯死の危機に陥ることになる。両国とも会話を求めるため、今回の挑発は「梗塞局面」ではなく、むしろ米朝対話再開のきっかけになる可能性もある。

高麗大学統一外交学部のナム・ソンウク教授は、北朝鮮の挑発に米国が穏健な反応を出したことについて、「北朝鮮の発射体は、米国としては脅威的なレベルではないとみているようだ。また現在の対北制裁にも十分に自信を持っていると思われる。そのため、北朝鮮を刺激する必要がなく、状況の管理が必要な状況だと判断したようだ」と説明した。

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