BTS事務所の企業価値は…「20億ドル」

BTS事務所の企業価値は…「20億ドル」
韓国の男性ヒップホップアイドルグループBTS(防弾少年団)が世界での影響力を拡大している中、所属事務所であるBigHitエンターテインメントの企業価値が大きく成長したという分析が出た。
韓国の現代経済研究院は最近、「BTSの成功要因分析と活用案」と題した報告書を通じてこのように公表した。
報告書によると、昨年BigHitエンターテイメントの売上高、営業利益、当期純利益は、それぞれ2142億ウォン、641億ウォン、502億ウォンで、2016年に比べて約6倍以上に成長した。
現代経済研究院は同情報をもとに、昨年時点のBigHitエンターテインメントの企業価値について、約1兆2800億ウォンから約2兆2800億ウォン水準と推定した。ドルに換算すると約11億6000万ドルから約20億7000万ドルの程度になる。
また、現代経済研究院はBTSの成功要因についてダイヤモンドモデルを適用して分析。その結果、「メンバーの能力と所属事務所の役割」、「ミレニアル世代の登場と海外の音楽市場」、「デジタルコンテンツ産業の発展と韓流文化」、「競争力のある音楽コンテンツと厚いファン層」などを重要な成功要因として挙げている。
研究院側はこれと共に、「BTSの成功は、“海外市場攻略”、“ブランド価値の向上”、“観光商品および文化コンテンツの開発”において、企業にビジネス機会を提供する」と予想。また「政府は、文化産業の国家競争力向上のための能力の集中、ベンチャー企業の成長のための投資環境の造成、規制緩和への努力を続ける一方、企業はBTSの成功的な経営戦略をベンチマークする必要がある」と説明した。
翻訳:尹怡景
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