文大統領支持率47%と小幅下落…「支持率停滞」

文大統領支持率47%と小幅下落…「支持率停滞」
世論調査機関である韓国ギャラップの今週の調査によると、文在寅大統領の国政支持率が47%となり、先週に比べ小幅に下落した事が分かった。
韓国ギャラップが18日に発表した世論調査によると、文大統領が「よくやっている」との肯定的な評価は、先週の48%から1%下落した47%だった。一方「よくやっていない」は先週と変わらず44%だった。
文大統領の支持率は、先月45%台と最低値を記録した後、2ヶ月以上50%台を回復出来ないでいる。また、肯定・否定の評価間の差も±3.1%の誤差範囲内に収まっている。
韓国ギャラップは、「両者の差は3%で、事実上、肯定・否定の割合が同じ状態が1ヶ月以上続いている」と説明している。
最近、最低賃金引き上げや雇用問題のみならず、政府内部者の暴露事件、与党議員の不正疑惑などがネガティブな影響を与え、支持率回復の足を引っ張っている。
国政運営別に見ると、「大統領を支持する理由」として、北朝鮮との関係改善(28%)、庶民福祉の拡大(8%)などが上がっている。
一方、否定的な評価をした応答の半数ほどは、経済問題の解決不足(49%)を理由として上げており、親北傾向(14%)、最低賃金引き上げ(5%)なども否定的な評価を受けている。
年令・性別・地域別では、30代(肯定59%、否定33%)、40代(53%、42%)、女性(49%、40%)、ホワイトカラー(56%、38%)で肯定的な評価が高い反面、60代以上(36%、50%)、男性(44%、48%)、自営業者(40%、54%)では否定的な評価が高かった。
政党別の支持率は、与党の「共に民主党」(40%)、支持する政党は無いとする「無党派層」(26%)、第1野党の「自由韓国党」(16%)、「正義党」(8%)、「正しい未来党」(8%)、「民主平和党」(1%)の順となった。先週に比べて正しい未来党の支持率が1%上昇し、正義党の支持率は1%下落した。
今回の調査は、今月15〜17日に全国成人1002人を対象に実施され、標本誤差は95%の信頼水準から±3.1%。詳細な結果は韓国ギャラップのホームページ、または中央選挙世論調査審議委員会のホームページで確認出来る。
翻訳:水野卓