iPhoneのデザイナーがAppleを退社

iPhoneのデザイナーがAppleを退社

iPhoneをはじめAppleの主要ヒット商品をデザインした、最高デザイン責任者ジョナサン・アイブ氏。彼はフィナンシャルタイムズ(FT)とのインタビューを通し、年内にもAppleを退社する意向を明らかにした。

変化が必要な時期を迎え会社を去ることになったと語るアイブ氏だが、Appleの社員でなくなった後も、引き続きAppleからの仕事は請け負うという。

今後は自身のデザイン会社「LoveFrom」を立ち上げ、主にウェアラブル端末や医療機器などのデザインを手掛ける計画。Apple同様、米カリフォルニア州に本社を構える予定だ。

アイブ氏は日用品のデザインからキャリアをスタートさせ、歴史上で最も多くの収益を上げた製品をデザインしたという功績を残した。1996年にデザインスタジオの責任者に就任した彼は、破産寸前の危機に瀕したAppleの立て直しに大きく貢献。スティーブ・ジョブズ共同設立者との二人三脚で、iPodやiPhone、Mac book AIR、iPad、Apple Watchなどヒット商品のデザインを手掛け、Appleを世界時価総額ランキング上位企業へと押し上げた。

2011年にジョブス氏が逝去し、アイブが最高経営責任者(CEO)になるのではと推測されていたが、2015年からは最高デザイン責任者を務めてきた。彼がデザインしたApple製品は、ライバル社たちにとってデザインにおける新たな指標となった。最近では、まるで宇宙船をイメージしたようなApple新社屋の設計にも参加している。膨大な受賞歴を誇るアイブ氏だが、保有する特許の数はなんと5000を超えているという。アイブ氏は2012年、母国である英国の王室から「ナイト」の爵位を授与された。彼の後任まだ決定していない。

FTは、今回の発表は株主と消費者にとっては相当の衝撃だと報じた。iPhone依存から脱却し、サービスの幅をさらに拡大したいAppleにとって、アイブ氏は大事な資産だ。Appleは今年4月に元小売責任者のアンジェラ・アーレンツ氏が退社、さらに米中貿易摩擦の影響によりiPhoneの販売数が減少するなど、苦しい上半期を送っている。

翻訳者:M.I

関連記事

ピックアップ記事

  1. 米国と中国が、10月初めに予定されている高官級貿易交渉を準備するための実務交渉を19日(現地時間)か…
  2. 国際原油価格が、14日に発生したサウジアラビア石油施設攻撃の余波により、湾岸戦争以来約30年振りの暴…
  3. 致死率100%に達する「アフリカ豚コレラ」(ASF)が韓国で発生した。韓国政府の発表によると、17日…
  4. 北朝鮮、「サイバー攻撃で資金調達」国連報告書を否定 北朝鮮は最近、米国など敵対勢力がサイバー…
  5. アイスランドで「700歳氷河」の追悼式…理由は「地球温暖化」 気候変動により溶け出したアイス…

おすすめ記事

  1. 北朝鮮が食肉供給のためにウサギ飼育に心血を注いでいる。金正恩北朝鮮国務委員長もウサギの肉をさらに多く…
  2. LINE、日本で仮想通貨取引所オープン…クリプト金融市場開拓へ -BTC・ETH・XRP・B…
  3. [ワールドリポート] 炎に包まれる地球 北極やシベリア、インドネシア、ついにはアマゾンまで。…
  4. 写真は香港の行政トップ林鄭月娥行政長官/香港政府公式ホームページから 「逃亡犯条例」撤回引き…
  5. 韓国の文在寅大統領は30日、「金正恩北朝鮮国務委員長の韓−ASEAN特別首脳会議への参加可能性」につ…
ページ上部へ戻る