PM2.5が韓国大統領の支持率まで灰色に…2週連続下落し47.3%に

写真は韓国大統領府のホームページから
PM2.5が韓国大統領の支持率まで灰色に…2週連続下落し47.3%に
文在寅大統領の支持率が、今週のリアルメーターの調査で47.3%を記録し、2週連続で下落した事が分かった。一方、否定的な評価はここ2週の間に上昇し、46.5%となった。支持率上昇の流れが止まり、6週振りに肯定・否定間の差が誤差範囲内にまで縮まった。
リアルメーターは、「韓国政府のPM2.5への対応に対する批判的な世論拡散や、2回目の米朝首脳会談決裂の知らせによるものと見られる」と伝えた。
7日、リアルメーターが発表した世論調査の結果によると、文大統領が「よくやっている」とする肯定的な評価は、先週の49.4%から2.1%下落した47.3%だった。一方「よくやっていない」は、先週の44.4%から2.1%上昇した46.5%だった。
ここ2週の間に肯定・否定間で明暗が分かれ、両者の差は誤差範囲(±2.5%)内の0.8%にまで縮まった。先週の調査では、肯定・否定間の差は5.0%だった。
ベトナムのハノイで開かれた2回目の米朝首脳会談が、大きな成果無く終わった事に加え、PM2.5による最悪の大気汚染が6日連続で朝鮮半島を覆い、韓国政府の責任論が強まった事が支持率下落の理由と見られる。
実際、韓国政府のPM2.5への対応に対し、批判的な世論が広まっていた6日の調査では、否定的な評価が46.2%と、肯定的な評価(46.1%)を上回った。
なお、政党別の支持率は、与党「共に民主党」が先週に比べ0.3%高い38.6%。最大野党の「自由韓国党」は1.0%上昇した29.8%で、2週連続の上昇となった。民主党が支持率40%を回復出来ないでいる中、韓国党が追い上げ、両政党間の支持率の差は8.8%まで狭まった。
翻訳:水野卓
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【文大統領支持率】