米朝首脳、3回目の首脳会談開催に共感…非核化には依然として意見の差

米朝首脳、3回目の首脳会談開催に共感…非核化には依然として意見の差

-トランプ大統領、ツイッターに「3回目の首脳会談良いものになる」
-米「一括妥結式ビッグディール」固守…北「年末まで猶予を与える」

米国のドナルド・トランプ大統領が、北朝鮮の金正恩国務委員長の3回目の米朝首脳会談開催への発言に、共感の意を表した。

これにより、今年2月にベトナムのハノイで開かれた2回目の米朝首脳会談決裂以降、非核化問題で停滞していた米朝交渉が再開されるのか注目される。ただしトランプ大統領は、米国の「一括妥結式ビッグディール」は受け入れられないとする北朝鮮の立場については、即答を避ける慎重な態度を見せている。

■トランプ大統領「北との関係は素晴らしい」肯定的なメッセージ
13日、CNNやワシントン・ポストなど海外メディアによると、トランプ大統領はツイッターを通じ、金委員長が3回目の米朝首脳会談への意思を示した事に、肯定的なメッセージで応えた。

トランプ大統領はこの日、「私は北朝鮮の金正恩(委員長)と、個人的に良い(good)関係を維持しているという点については同意する」としながら、「おそらく素晴らしい(excellent)という言葉が、より正確な表現」と伝えた。更に、「私達は、お互いがどの様な位置にいるのかを完全に理解しているという点で、3回目の首脳会談は良いものになるという事に同意する」と話している。

これに先立つ今月12日、金委員長は最高人民会議の施政方針演説で、「米国が正しい姿勢を保ち、我々と共有出来る方法を見出したという条件下で、第三次朝米首脳会談を開こうと言うならば、一度は応じてみる用意がある」との立場を明らかにしている。

米国のマイク・ポンペオ国務長官も13日、北朝鮮の非核化に対する進展を、米国が続けるという事に確信を持っていると話している。

南米4ヶ国を歴訪中のポンペオ長官はこの日、「対北交渉に関しては、ハノイ会談以降も北朝鮮と継続して対話を行って来たとの他に、加える言葉は無い」と話した。しかしポンペオ長官は、ドナルド・トランプ米国大統領と金正恩北朝鮮国務委員長の3回目の首脳会談開催に関する対話があったのかについては、話さなかった。

また、「ハノイで私達がした事は、今後も引き続き良くなって行くきっかけになったと確信している」と、「ハノイ会談は、両国の立場の確認と今後の交渉を進展させる足場になった」と付け加えた。更に、金正恩北朝鮮国務委員長が、北朝鮮の非核化を約束した点を強調しながら、「私達は進展を成し遂げられると確信している」とも話している。

■非核化交渉への立場の違いから歩み寄りは難航か
ただし、非核化交渉に対する両国間の立場の違いは、容易に歩み寄られる事は無いと見られる。

トランプ大統領は、北朝鮮の経済発展は非核化を前提に成されるものだとの立場を改めて明らかにした。

トランプ大統領はこの日、ツイッターを通じて、「北朝鮮は金委員長のリーダーシップの元、急激な経済成長と富を成す大きな可能性を持っている」と、「核兵器と対北制裁が取り除かれた北朝鮮が、世界で最も成功した国家のひとつになる事を見守る日が、直ぐにでも訪れる事を待ち望んでいる」と伝えた。

これはアメリカ政府の「一括妥結式ビッグディール」を固守するとの立場を再確認したもので、これまでにも北朝鮮が完全な非核化を履行した暁には、大きな経済発展を成し遂げるだろうと度々発言している。

しかしながらこれに先だって金委員長は施政方針演説を通じ、「今年の末までは忍耐心を持って米国の勇断を待ってみるものの、前回の様な良い機会を再び得るのは明らかに難しい」と、米国が求める「一括妥結式ビッグディール」への拒否姿勢を示した。

特に「正しい姿勢」と「共有可能な方法論の提示」という条件を付けた事は、米国が固執する「一括妥結式ビッグディール」の代わりに、北朝鮮が受け入れ可能な方法を提示せよとの要求だと見られる。

ワシントン・ポストは、「北朝鮮はトランプ大統領や文在寅大統領と面会した会談で、朝鮮半島の”完全な非核化”を促す曖昧な声明書に署名する事で、米当局が進める概念とは全く違う非核化の立場を数十年間固執して来た」と、「北朝鮮は米軍撤収をはじめ、韓国と日本を守る核の傘が取り除かれる時まで、核開発を進めるとの立場を固守するとみられる」と分析している。

翻訳︰水野卓

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