またも歴代最低出生数を更新…加速する韓国の少子化

またも歴代最低出生数を更新…加速する韓国の少子化
韓国の出生数がまたも歴代最低数値を更新した。政府は少子化対策のためここ13年間130兆ウォン(約12.7兆円)という膨大な資金を投入したが、事実上大きな効果は見えず懸念が深まっている。
30日に韓国統計庁が発表した「2018年11月の人口動態」によると、昨年11月の出生数は2万5300人で、1年前の同月に比べ6.6%(1800人)減となった。11月基準で歴代最低水準だ。出生数は、昨年4月から8ヵ月連続で3万人を下回っている。
11月の死亡数は2万4200人で、1年前の同月比にくらべ0.8%(200人)減少した。昨年1~11月の累積死亡数は27万2100人と前年比5.2%増加した。出生数から死亡数を引いた11月の人口自然増加数はわずか1100人。人口は急速に減る中、超高齢化が加速していることがわかる。
結婚率も減っている。11月の婚姻件数は2万2800件で、前年同月より1800件(7.3%)減少した。その一方、離婚は増えている。11月の離婚件数は前年同月より11%増加した1万100件となった。
【韓国の少子化問題】