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韓国のLINEと呼ばれる「カカオトーク」、仮想通貨ウォレット搭載を検討中
韓国のLINEと呼ばれる「カカオトーク」、仮想通貨ウォレット搭載を検討中
-今年6月の「Klaytn」の公開に合わせ、仮想通貨ウォレットがアップデート
-ブロックチェーン基盤サービス大衆化への「起爆剤」として期待高まる
韓国国内だけでも4400万人超が利用する、韓国のLINEと呼ばれる「カカオトーク」に、仮想通貨ウォレット機能が搭載されると見られる。搭載されればカカオトークの利用者全てが仮想通貨ウォレットを所持する事になり、カカオトークでメッセージを送る様に、手軽に仮想通貨のやり取りが可能となる。
サムスン電子の最新スマートフォン「Galaxy S10」に、仮想通貨ウォレットを管理する「ブロックチェーン・キーストア」が搭載されるのに続き、ほぼ全ての韓国国民が使用するモバイル・メッセンジャーにも仮想通貨ウォレットが搭載される事で、仮想通貨を活用したブロックチェーン・サービスが、速やかに日常生活に広がる地盤が整えられる事が期待される。
■カカオトーク、今年6月に仮想通貨ウォレット搭載
18日、関連業界によると、カカオはブロックチェーンの系列企業「Ground X」が開発中のブロックチェーン・ネットワーク「Klaytn」常用サービス開始とともに、カカオトークに仮想通貨ウォレットを搭載する予定。Klaytnの常用サービスは、今年6月末の開始と予告されている。
Klaytnと協力し、ブロックチェーン基盤サービス(Dapp)を開発中の複数のKlaytn協力企業の関係者らは、「カカオトークが仮想通貨ウォレットとして活用される」と話した。既存のカカオトークの利用者らは、ソフトウェアのアップデートのみで仮想通貨ウォレット機能を利用出来る様になるという。
搭載方式としては、Opt-in方式も考慮されている。これは利用者が可否を選択する事により、仮想通貨ウォレット機能を活性化させる方式。既にカカオは、カカオトークの「ゲームスター」のサービスをOpt-in方式で提供している。利用者はカカオトークの設定をする事で、ゲームスターのタブを活性化出来るのだが、仮想通貨ウォレットにも同様の方法が検討されていると見られる。
■メッセージを送信する様に、手軽に仮想通貨のやり取りが可能に
業界のある関係者は、「カカオもKlaytnで使用される仮想通貨Clayを、手軽にやり取り出来る仮想通貨ウォレットが必ず必要になる」と、「既にほぼ全ての韓国国民が使用するカカオトークは、仮想通貨ウォレットとして活用するのに最も適したサービス」だと話した。
カカオトークに仮想通貨ウォレットが搭載されれば、友人にメッセージを送る様に、仮想通貨を手軽に送れる様になる。既にカカオトークは、簡易送金機能を提供している。カカオの仮想通貨Clayはもちろん、Clayと繋がった様々な仮想通貨もやり取り出来る様になると見られる。
ただしカカオ側は、カカオトークの仮想通貨ウォレット搭載の可否について、コメントを控えた。カカオ関係者は、「ブロックチェーン技術発展のため、様々な案を考慮してはいるものの、(仮想通貨ウォレット機能の搭載については)まだ断言することはできない」と慎重な態度を示した。
翻訳︰水野卓
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