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ピザ2枚から始まった仮想通貨決済…月々の家賃支払いまで可能に

ピザ2枚から始まった仮想通貨決済…月々の家賃支払いまで可能に
‐コモンライフ駅三ツリーハウス、コインダックの決済システムを導入
‐イーサリアムの相場に基づいて支払い
ブロックチェーン・仮想通貨業界で2010年5月22日は「ビットコインピザの日」と呼ばれている。米フロリダ州在住のあるプログラマーが2枚のピザを10000BTCで購入し、世界初となるビットコイン決済が実現した日だ。
そして時は2019年3月。ソウル市江南区では、月120万ウォン(約12万円)の家賃をイーサリアム(ETH)で支払うという試みが行われた。仮想通貨と実体経済が繋がる瞬間だった。
コーロングループが江南区の道谷洞に建設した「コモンライフ駅三ツリーハウス」。チェーンパートナーズの子会社であるコインダックが開発した仮想通貨決済システムをこのたび導入した。他業者との差別化を図るサービス戦略の一環と見られる。
入居者のイム・ヘリさんは「環境に優しい空間設計に惹かれてツリーハウスへの入居を決めたが、仮想通貨で家賃を支払うことができるというので早速試してみた。口座振替やスマホ決済と変わらないスピードに驚いた」と語った。
イムさんは、CardanoKorea Meetupを運営しながら仮想通貨取引所Hanbitcoに勤務している。また、先日バイナンスがソウルで開催したハッカソンでも「ブロックチェーン基盤の技術寄託制度」で最優秀を受賞するほどブロックチェーン分野には精通しているが、日常で仮想通貨決済を行ったのは今回が初めてだという。
ピザやコーヒーなどの飲食代に比べ月々の家賃は決済金額が大きく、また仮想通貨には価格変動がつきものだ。イムさんによると「これまで仮想通貨は価格変動性や処理速度の遅さなどから、決済手段として利用するには限界があった。しかしコインダックなら別途ウォレットを設置しなくても、建物内に設置されたQRコードを読み取るだけで直ちに決済できて便利」ということだ。
つまり仮想通貨をウォンに変換する必要がなく、他のポイント制度と同じく現金代わりに使用することが可能なのだ。
コインダックの関係者は「今年上半期はイーサリアムだけでなく、イーサリアム発行のERC20トークンによる決済も拡大する予定だ。現在、ツリーハウスをはじめ金売買業や中古車販売店など約1000カ所の加盟店で仮想通貨決済が導入されている」と語った。また「外国人も利用する取引所やウォレットもサポートするため、イーサリアムさえあればPaypalのように手軽に決済できるのがメリット。今後も仮想通貨が投資だけでなく日常の決済手段としても定着できるよう重ねて努力したい」と付け加えた。
翻訳者:M.I
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