米アマゾン、「第2本社はニューヨーク」

米アマゾン、「第2本社ニューヨーク

世界最大ネット通販(EC)企業のアマゾン(Amazon)は13日(現地時間)、第2本社(HQ2)をニューヨーク市とバージニア州の2カ所に分散して設立すると公式発表した。

海外メディアによると、アマゾンはニューヨーク市のロングアイランドシティとバージニア州北部アーリントン郡・クリスタルシティに第2本社を同じ規模で分割して設立し、それぞれ2万5千人規模の人材を採用する方針だ。そのため、アマゾンは2地域に総額50億ドルを投資する計画。また、テネシー州ナシュビルにも新運営センターを立ち上げ、5千人以上の雇用を生み出す予定だ。アマゾンは「3地域で新しくできる仕事の平均年収は15万ドルを上回る」と付け加えた。

ニューヨークとバージニア州北部が第2本社の建設地として選ばれた理由は、便利な空港へのアクセスと公共交通、容易な人材確保などが挙げられている。アマゾンの最高経営責任者(CEO)ジェフ・ベゾス氏は声明で「2地域はこれから数年間、アマゾンが顧客のための発明を継続するために必要な世界的レベルの人材を確保できるようにしてくれる」と、人材確保の面を最優先したことを伺わせた。

米CNBCテレビによると、アマゾンはニューヨーク市とテネシー州ナシュビルから最大22億ドルのインセンティブを受け取ることになるという。

これで1年以上に渡って全国的な注目の中で推進されてきたアマゾンの第2本社選定プロジェクトはまとまり、実行の段階に入った。去年9月にアマゾンがシアトル本社と同規模の第2本社を設立する計画を発表して以来、全米の計238地域は減税など様々な好条件を掲げてアマゾン誘致合戦を繰り広げてきた。

翻訳:尹怡景

 

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