国際原油価格、7年ぶりの高値…UAE 石油施設攻撃の影響

イエメン反乱軍がUAE(アラブ首長国連邦)のアブダビにある石油施設を攻撃したことで上昇している原油価格が、2014年10月以来の最高値を記録した。
現地時間18日、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)2月限のWTI価格は、1バレルあたり1.9%(1.61ドル)高い85.43ドルで取引を終えた。
金融情報メディアのファクトセットによるとこの日、WTIの終値は米国産シェールオイルの本格的な登場で原油価格の下落が始まった2014年10月以降、最も高い価格となった。
3月限の北海ブレント油もロンドンのインターコンチネンタル取引所(ICE)で午後8時30分現在、1バレルあたり1.7%(1.44ドル)上昇した87.92ドルで取引され、2014年10月以来の最高値を記録している。
北海ブレント油の価格は今年に入り、約12%の上昇。
今月17日、イエメン・フーシ派反乱軍によるドローン攻撃でアブダビの国営石油企業ADNOCのタンクローリーが爆発し、多数の人命被害が発生している。
翻訳:水野卓
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