ビットコイン急騰…米FRB「無制限量的緩和」が好材料

米国の中央銀行、FRBによる事実上の「無制限量的緩和」でビットコインが急騰した。

ビットコイン(BTC)は直近24時間で大きな上昇を見せ、24日午後12時基準で6500ドルまで回復している。ビットコイン以外にも仮想通貨市場全体が順調な上昇を続けている。仮想通貨情報サイトのコインマーケットキャップによると、イーサリアム(ETH)は8%上昇した135ドルで取引されており、時価総額3位のリップル(XRP)も5%近い上げ幅を記録している。

仮想通貨市場上昇の背景にはFRBによる無制限資産買い入れプログラムの発表がある。市場ではFRBの「無制限量的緩和」が市場に莫大な流動性を供給し、強力なインフレを誘発する可能性が高いとみられており、これによるリスク回避の手段としてビットコインを選択する可能性が高いと期待している。

世界最大の仮想通貨証拠金取引所ビットメックス(BitMEX)傘下のビットメックスリサーチは今月17日、ブログに公開したレポートで「新型コロナウイルスの感染拡大により、各国中央銀行は緊急の流動性供給及び量的緩和政策を採択している。これにより全世界的なインフレ発生は避けられず、この様な環境でビットコインは過去最大のチャンスを迎えるだろう」と予測している。

また今年5月にはビットコインの採掘報酬が半分となる半減期が予定されており、この事も価格上昇の好材料として働いている。

ただし一部専門家らは、まだ下落傾向が収まっておらず、2000ドル程度まで下がる可能性もあるとして、投資家らの慎重な選択を呼び掛けている。

翻訳:水野卓
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