「ピザの日」から8年… 加速する仮想通貨決済システムの普及

「ピザの日」から8年… 加速する仮想通貨決済システムの普及

ブロックチェーン業界では毎年5月22日を「ピザの日」として記念している。2010年5月22日にビットコインでピザが購入された。実際のモノが仮想通貨で購入された初の事例で、これを機に仮想通貨とブロックチェーンが一気に発展した。

「ピザの日」から8年が経った今、仮想通貨で何かを買うことが日常に定着しつつある。仮想通貨で決済が可能なところが大幅に増えたためだが、特に韓国では仮想通貨決済の普及が急速に拡大中だ。すでに仮想通貨決済プロジェクトが多数進行しており、実際に結果を出しているプロジェクトも続々と登場している。

仮想通貨決済プロジェクト「PUNDI X」は、9月に台湾で開催される音楽祭「ウルトラ台湾2018」にブロックチェーン基盤の決済サービスを提供する。同音楽祭に来る観覧客がビールのようなお酒と食べ物、商品を購入するには、必ずPUNDI Xの技術をベースに作られた「ウルトラコイン」を使用しなければならない。
PUNDI Xの共同創業者であるジャック・チェア最高経営責任者(CEO)は「ブロックチェーンが現実の世界の決済手段になることができるかについて、まだ議論は続いている」とし「今年のウルトラ台湾の現場で3万人の参加者がPUNDI Xの技術を利用してお酒、食べ物、グッズを実際購入することを見れば、このような疑惑は解消されるだろう」と強調した。

クレジットカードのように実物のカードで仮想通貨決済を可能にさせるというビジョンを提示している「ヒューズX(FuzeX)」プロジェクトもある。ヒューズXはカード自体にQRコードやコインの為替レートなどをリアルタイムで表示する電子ペーパーディスプレイを搭載し、仮想通貨での取引をより簡単にした。
ヒューズXは「カード利用者が決済で使用する仮想通貨を決めると、すぐに店舗などで仮想通貨を活用した決済が可能になる」と説明する。最近はビットコインキャッシュやダッシュ(DASH)など有力コインと協力関係を構築。大衆的基盤の確保に速度を出している。

「Terra」プロジェクトも仮想通貨決済プロジェクトだ。仮想通貨の激しい価格変動の問題を解決し、実際に利用者が仮想通貨で決済をすることができるようにしようというのが同プロジェクトの目的。特に「Terra」プロジェクトには巨大加盟店が一緒にし、注目を集める。

いわゆる「テラ・アライアンス」には韓国の大手ソーシャルコマース社の「チケットモンスター(Ticketmonster)」などが参加しており、ネット決済に仮想通貨が多いに使われることが可能となる。

ケイスターグループ(KSTAR GROUP)も仮想通貨「StarKST(スターコイン)」でコーヒー、ピザ、チキンなどを購入できる「スター・ギフト」サービスの開始を今月23日に発表した。スターバックス、ドミノピザなど計39社の985商品をスターコインで購入できる。

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