韓国の對日本貿易赤字、16年ぶりの低水準が予想

韓国産業通商資源部と韓国貿易協会が18日に発表した資料によると、今年1月から10月まで対日本の貿易収支は163億6600万ドルの赤字を記録し、前年同期(206億1400万ドル)と比べ赤字規模が約20%減少した。1〜10月の基準では2003年の155億6600万ドル以来最も少ない赤字となる。
韓国メディアは、「韓国の対日本貿易収支は2003年以降毎年200億ドル以上の赤字を記録してきたが、今年は200億ドル以下になる可能性が高い」と報じている。
10月の対日本貿易収支の場合、輸出額は昨年同期比13.8%減、輸入額は23.4%減を記録した。1月からの累積からみると、対日本輸出額と輸入額はそれぞれ6.5%減と12.8%減となった。
輸入規模が輸出規模よりも大きく減り、対日本貿易収支が過去より改善された。また半導体の不況によって半導体製造用の装置の輸入が減ったことも影響したと分析されている。
一方、対日本貿易赤字は韓国経済の慢性的な問題。韓国は1965年の日韓国交正常化以来、対日本貿易収支で一度も黒字を記録したことがない。
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